2010/09/13 さてと。海外びじねすについて語り合おう!パート5 カテゴリー:
まず最初にご心配をおかけした皆様へ。
とりあえずご安心ください!!
もろもろいつもの調子で強引に波を乗り越ております(^^
そもそもこの香港には「だまされ」に来てますから(笑
しかし、ただで騙されるわけには行きません。
精一杯騙されようと思っていますから〜
(※本文と写真は一切関係がありません、ただなんとなく)
さて、話を戻します。
ある日試作をしている時に、メニュー会議をやろうということになり。
あらかじめ僕が提案しているメニューを確認しました。
Mさんは日本のラーメン屋さんを香港で紹介する本を書いた(これがすっごくいい本なんです。たぶん奇跡、しがらみのない人が本気で作った本ってこのことをいうのだと)を書くほどの食通であり、トレンドへのバランスがいい。その点は僕と共通の価値観を持っています。
Aさんは最近の若者というと失礼かもしれませんが、自分の基準のおいしさをもってはいるものの。それがどのような点が世間では支持されているなどの食ビジネスの基礎はまだ持ち合わせてはいません。
そんな中「ゆで玉子は、アメリカ産の完熟で」「さしみをやろう」「テイクアウトもやろう」結構言うなーっと僕の正直な感想です。
まだ味も何もできてない時の話ですから、まず無理やろーと思った僕でしたがそこはぐっと我慢。
唾をのみこんで受け止めました。
まず玉子は一度作ってみよう。さしみは押し寿司とかならまだいいのではないだろうか?テイクアウトはラーメンが混ぜそばみたいになるからつけ麺を開発するかーなどなど。僕はこうやってお店とは出来上がるものだと信じているので極力パートナーの意見を尊重しました。
それと同時にMさんと僕はなにかAに対して違和感をはっきりと感じていました。
違和感。。。。そう価値観の違いによるものだとすぐにわかりました。
経営をするうえで何を大事にするか。
僕は味とコストのバランスはブランドイメージによるものであり、そのブランドがどのような方向性であるかを考えながら形を作っていく。だからこそお客様に伝わり感動へつながるものだと。
先の話だと、アメリカ産完熟玉子やさしみは今回のラーメンには添うものではない。
あきらかに向かう方向が違う。そう思い、今後どのようなパートナーシップを組んでいくかを再度話し合うことにしました。
当初投資の金額はAが全額負担でとりあえず半年程度やってみましょうと。
その後絡み方を調整しましょうとのことでした。
そういう条件で現場に入ってい見ると2人の職人を用意してくださっていたのですが、パクリ大国中国ですから、僕はスープの作り方、肉の作り方すべて自分でやりました。しかしかれらあ恨めしそうに見ているのです(^^
こりゃいかんなー、仕事がやりにくい。教えたいけれど教えられない。。パクられたら僕の存在意義がなくなる。
その点をAさんに相談し、現場はとにかく自分でやると。かれらはサポート業務に徹してほしい。
しかし、かれからはOKと言いつつも、教えてくれと一点張りでした。
飲食の何が大事かわかってない!
ある日パートナーシップを組むうえでとても重大な違反が発覚しました。
それは全額投資予定のAさんが実は株を友人、知人に売却をしようとしたのです。
それは自己資金が乏しくなりこまった果ての決断であったのですが、
それが僕とMさんは寝耳に水。
僕はまず何かをやるならこの3人で決定することを暗黙の了解としていました。
それがマナーだと思うのですが、この点を明確にしていなかったことは反省です。
しかし、株を他人がもつということは意見を言うということ。それは将来的なパートナーシップを組む上では
とても困難な状態になることが予想されました。
その事実をしってからまずそれをやめるようにAさんに伝えました。
どうやらコスト、コストといきなり商品もみないうちに言い始めたのは資金的に苦しくなったAさんの台所事情もさることながら、
株式を譲渡しようとした先の友人のアドバイスによるものだったと後になりわかりました。
さて、これからどうするか?
僕からの提案で資金不足であるなら、僕が投資をしよう。それでとりあえず他人資本が入らない状態を作ろうと。
パートナーシップを組んでいるので、当然といえる対応でしょう。
リストとリターンは常に対であり、その対はお互いで補完し合ってこそパートナーですもの。
そんなこんなで日本側に僕の方針変更を伝えました。それでも了承を得た日本側には感謝です。