2006/01/20 出会いと別れ カテゴリー:
先日のMJにこんな記事があった。
「顧客情報のデーターベース化と情報収集にかかるコストが利益を上回り、顧客ニーズを知り尽くしても利益率の向上に結びつかない事が多いと企業もマーケッターも気づき始めている。さらに個々の顧客に目を奪われて大きな流れを見失い、大きな市場を獲得する機会を見逃す可能性もある」
とのことです。
確かにヒット書籍をみても、「顧客満足」中心のものが本屋さんにドカーンと並んでいるし、現場でもCSは7〜8年前から叫ばれていた。
CSも他社にはない工夫と努力で、独自性を出し顧客から支持を得たのは事実ですね。
しかし、その見返りが利益に反映させられなくては意味がないですねぇ〜。
安売り王のダイエーも結局は失敗していまいましたし、地方のディスカウント酒店も姿を消したところを知っています。一概には言えませんが、顧客のリクエストを聞きすぎる事は業績を圧迫しかねない一例ではないかな〜っと。
アパレルでは、売れている商品の色、サイズ、形などのデーターから売れる商品を分析し、もっと売れるように各店の品ぞろえやサイズ不足による機会損失を防ぐシステムをいれているらしい。なるほどそりゃ売れるわぃ。
しかし、それに反旗を翻す店もあるとか。結局お客の嗜好を追いすぎては、どこも同じ色になってしまい、独自性が出にくい、ならばこちらは市場を先導する形で、商品開発を行う。なるほどこれも新しい物が出来そうでいいんじゃなかろうか。
結局どちらのやり方でも業績が上がればいいと思います。また短期的ではなく長期的な戦略に沿って行われ、それでも利益につながれば最高でしょうね。
まったくラーメンとは変わりないですが、「物」を作る側としてさまざまな見方が合ってもいいかなと思いました。
たかがラーメンされどラーメン!一流商社がなんぼのもんじゃい。
われかて負けぬようがんばるぞ★