2005/09/05 サービスについて カテゴリー:
今朝仕入れの途中の出来事。
一方通行の道路に白いバンと高級車が向かい合っている。
どうやら白いバンが間違って迷いこんだようだ。
白いバンの運転手は、前の車に気が付き慌ててバックをして道路を空けようとす
が、その矢先に後ろのポールに「ゴッツン」・・・あーあーあぶねーよー。
数回荒いバックと切り返しでなんとか道が開きました。
でその車をよくみてみると「介護」施設の車、そして中にはおばあちゃんと
その家族が・・・・。車がポールにぶつかった時の衝撃でしょうか、
おばあちゃんは頭を家族にささえられていたそうです。また運転が荒かったせいか不安げな表情でした。
これが普通の車ならよくあることで済まされるかもしれません。
でも中には、介護が必要な人が乗っているわけですし、そもそもこの車は
そんな介護が必要な方が安心して移動する為に生まれたもです。
急成長分野である介護。すばらしいサービスですから、今一度そのサービスの本質をはずさないように祈るばかりです。
このことを僕らの飲食店で言えばどういうことでしょう。
僕らのサービスの本質とは?
味、値段、雰囲気、接客、衛生面、立地・・・・
お客様の目的や趣向によって大きく優先順位が変わります。
高級感を演出する店に、安い牛丼があれば不自然なわけで、低価格店にもかかわらず人通りの少ないところに店舗を構えることも度胸が入ります。適正なサービスは必ず存在すると思います。それがどういうバランスであるのかを見分ける力が本当に必要なのでしょう。そしてその本質を見誤らなければ、立派に商売として成り立つものだと思います。
昨日、日本一の朝礼と言われる飲食店へ食事にいって来ました。迎える挨拶からして質が違い驚きました。「いらっしゃいませ」が全員でそろっていますし、その声の先にいるお客様を皆向いているのです。客単価5000円前後のお店ですが、元気のよさと接客サービスはピカ一です。周りのお客様もそれをしってかどうかわかりませんが、日曜日の夜にもかかわらず満席状態。この店が売りにしているサービスの本質を磨き上げた結果だと痛感しました。やっぱり飲食は面白い。「味、値段、雰囲気、接客、衛生面、立地・・」どれに重点を置くかでいろいろなパターンの演出が出来ると思うとわくわくしますね。
本質を見誤らない為に、自分の感性を研ぎ澄まし、店を完成させたいですね☆