2005/06/07 伝えるということ。 140号 カテゴリー:
○チームとは・・・
6月に入りラーメン武蔵家のスタッフも入れ替わりがありました。
新しいスタッフとの職場は気合もはいりものですね。
さて今日はチームについて考えていきたいと思います。
僕の考える飲食店は、店それ自体が舞台であり、提供するものが商品であり、緻密に考え作りあげた物を末端のスタッフがお客様へ届け、お客様が食べて帰るまですべてが勝負だと思います。
その為に、現場には接客者や、調理者、店長など役割によって仕事の分担がされています。
店の規模が大きくなるにつれて、大事なのは、役割によって分けている仕事で、お互いにかぶる部分をいかにスムーズに処理するか。
大事なのは連携プレーでしょうか。この連携プレーをより効率化していくにはお互いに話をし、仕事上の価値観を創り上げていくことではないかなと思います。これがチームプレイの最も大事なこと!
特に最近は、この話をするという最も単純で大事な事が避けられているように思います。
確かに人に物を言うというのは力(パワー)を使います。場合によっては関係がこじれる事もあるでしょう。
しかし、言葉を使って表現する接客業にとって、「伝える」ということは命だと思います。伝えるとは、伝えたい内容を相手の立場になって考えものを言うということ。この相手の立場になってってがポイントです。
相手の立場で考えなければただの自己満足で話をしているだけ。場合によっては伝えたい事がまったく伝わらずただの説明になっていることもしばしば・・・・
また、相手の事を考えるってことはつまり「人」をみるってことで、そこで培われた力はお客様の心理を考えることにも有効です。
であれば、「人」をみるということ、それを考えるということが接客業においてのトレーニングになると思います。
金八先生が新任の先生に言っていました。
「学校とは、すべての事を教育にまで高める」(つまり学校の基本は学ぶ事。どんなトラブルがあっても結果として生徒へそこから学ぶよう仕向けるのが、教育者の務めと言いたいのだと解釈しました)
僕ら飲食店のように人を知ると言う事が仕事であれば、自分の事、周りの身近な人、一緒に働くスタッフは、最高の教育材料になります。自らすべての事を自分の教育だと思って考える習慣を持つことがこの業界で成功する基礎であると強く思う今日この頃です。
さて、明日は中食関係の講演を聞きに行ってきます。
熊谷様の本に20代は自分を磨くときとありました。
一番を目指すこと、トップを目指すこと。
会社を辞めて今日まで人生の師を探すべくいろいろな方にお会いしました。いろいろ学びました。次なるステージに進む為、当分の間は異業種交流会などの参加は控え、その代わりに自分自身をもっともっと磨いて、目指す一番へ精進したいと考えています。