2008/03/03 どんどん丼! カテゴリー:
ものすごく凝った丼だと察します。よくこんな丼ができたものですね。今回の出張では、器などの知識も少しだけ増えました。やっぱり、現物を見てみるものですね。いろいろな知識が新しい興味を沸かしてくれるものですな。細部に神が宿る・・・そいう言葉が生まれた背景には、沢山のドラマがあったと思います。小さい点、誰も見向きしないような針の穴以下のことにどれだけ真剣に取り組めるか。物語を注入できるかがとても大切なのではと。それもやっぱりセンスという言葉で片付けると単純ですが・・・・やはり感性を磨く必要があります。
さて、6日ほどの滞在時、夜にいろいろな地元名物に行きました。特に餃子、一品は面白い発見もありましたね。ものの発祥地には、それ相当の面白さがまだまだ詰まっているものだと思います。(餃子名店×2、ミクマ、みすみ、池田商店、喜人、空、・・・・ラーメンは一九、獅士一幸舎×2、新風、五行、玄瑛、秀ちゃん、鳳凛、大砲ラーメン)あ!一風堂大名はいってないな(笑
新宿開店の参考にもなったかな〜(契約でだいぶもたつきましたが・・5月予定)
さて、本日東京に戻りますが、早速仕込みや何やらが待っています。
明日早朝からメニューの撮影ですし。
あっという間に過ぎていきますが・・・今度は仕込み場のイメージが出来つつありますので、しっかりとやっていきますね。
とても僕ひとりでは出来ない感じになっておりまして。現場のちからをだいぶか
りつつあります。スタッフの皆様お力をお借りいたします(笑
でも概要のイメージはかなり固まっています。絶対にやれると思います。
僕は仕事を通じて自己実現することは一つの生き方だと思っています。
「出来る」って結構つまらないものです。出来ないからこそやりがいがあります。僕は昔から、覚えが悪く、仕事が出来るほうではありません。僕よりも能力が高く、仕事を早く憶える人を沢山見てきました。(もちろん歯を食いしばってそんな彼らに負けないようにしたこともあります)でもあるとき、こんな言葉を知ってから人にはそれぞれの能力があるのだとしりました。確かこんな感じだったと思います。
歯が生えるのが遅い人はぼけるのも遅い
歩くのが遅い人は杖をつくのも遅い
人にはそれぞれの成長スピードがあって、決して一つの枠に収まるものではないし、それを周りが望むことは、可であっても、決して強制するものではない。自ら切り開く人生が望んでこそだと。そんな風に考えるようになって人生とは見えるものが違ってきました。
そう思えるようになったのは、私の母がそれを証明してくれたからです。
私が16才の時に父は他界しました。それ以後母は、女手一つで私を育ててくれました。母は父が亡くなるまでの仕事は事務系でした。その後、医療、介護に興味をもった母は、猛勉強し介護における国家資格を取得するまでになりました。部活の朝練習で早く出るときも、母は5〜6時ごろ起床し、勉強する姿を何度も見せてくれました。年齢的にはかなりの挑戦であったと思います。持ち前の明るさが力になったのでしょう。僕にとっては本当に尊敬する母ちゃんです。そんな母の生き様が人生の可能性を大きく広げてくれた気がします。社会人になりわかったことですが、「枠」で生きることしから知らなかった僕をなんだかんだいって応援してくれる母ちゃん、兄ちゃんありがとう。本当に家族には頭が上がりません。
だから早くちゃんとしたいなといつも思っています。僕はそうおもっています。
いつか故郷に錦を飾るとき、それが恩返しになればと。
海援隊の母にささげるバラードではないですが。
男子たるもの、故郷を捨てて花の都へ行くときは、いっぱしに何かしたいとおもうものでです。がんばろう。
話はそれましたが、今ある領域を超えることが人生の楽しさである。
それは人それぞれ違うのです。強制すべきではなく、自らが望んで初めてよしとする集団、それが凪であり、それを大切に、体現すべきだと。
今、僕らはそれが出来ているでしょうか?常に思い続けるたいですね。
僕はそう思って、この地を後にしたいと思っています。
おっと、東京帰郷のその前に、ラーメン屋めぐり、元気一杯とあの名島亭に行ってきます。